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04

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フェリー2(掲載3)
特別深い眠りでも無く目が醒めるまでは 一瞬の出来事だった。
起き上がろうとすると、体がだるくて やや、首に痛みが走った。
「おそらく 寝方が 悪かったからであろう。」
おまけに船内の強い暖房の効き過ぎで 鼻や喉も極度に乾いていた。

船内で夜を明かすのは、これで2度目だった
最初は、高校生時代の修学旅行の時。
その時、「何処でどうやって寝てたのか?」を全く覚えていない。
思い出と言えば、明け方、友人と3人で 
朝焼けに照らされたデッキに出て 写真を撮った事ぐらいだ。

暫く天井をボンヤリ 眺めてボーっとしていたが、風呂に入る事を思い出し 起き上がった。
さっき、寝てしまう前に 枕元に用意していた 洗面用具を持ち、
財布から 数百円の小銭を取り出して 部屋を出た。

出て すぐのところにある自動販売機で 冷たいドリンクを2本買うと、
一本を その場で一気に飲み干した。
冷たくて 甘いレモンの味が、胃の中へ届く前に 総て 吸収されて行くようだった。
余程、喉と体が 渇いていたのだろう。



階段を降りると すぐの所に浴室がある
巷の銭湯と比べると 
浴室の天井は低くてとても狭かったが 15人程度は収容できる広さはあった。

水蒸気で白く曇り 見通しがとても悪かった。
天井に備え付けられた蛍光灯と、壁に設置された 
オレンジ色のライトが、ぼんやりと光を放っている。
視覚的には、オレンジ色のライトほうが印象深い。

明け方だと言うのに、4~5人の客が既に入っていた。

入って正面の壁際に、浴槽があり、
そこではお湯が、船の揺れと同調して、左右に大きく揺れていた。
まるで、小さな金魚バチを揺さぶっているように見えた。

湯船の壁かには、丸い小窓がいくつか設置されていて、外が展望できる。
ほとんどの客が、そこのガラス窓の曇りを手で拭うと、顔をくっ付けて外の景色を眺めていた。
「そろそろ 夜が明ける!」空はまだ 全体が 濃い藍色だったけれども、
遥か彼方の水平線の辺りは、ピンク色の 筋模様が 出来始めていた。
「日の出を見たい!」そう思い 10分足らずで 浴室を後にした。


外に出ると、さっきよりも 空が明るくなっていた。
水平線は白・黄色・ブルーに混じり、オレンジ色がはっきりとしてきている。
昨晩の 強風から開放され、心地よく ヒンヤリとした冷たい風が、濡れた髪を 乾かし始めた。

フェンス際からは 海の様子が一望できる。
昨晩は 気が付かなかったけれども、海には 大型のタンカーや清掃用の船、
割と小規模な運搬船と、思った以上に 沢山走っていた。
その様子は、トラックと乗用車が 行きかう 朝の高速道路に よく似ている。

ところで、海面から デッキの最上階までの高さを ビルの高さに 置き換えてみると、
おおよそ 4・5階(12m~15m)以上はあるだろう。


太陽が海面に覗く直前、空の半分が 藍色とピンク色、
そして、下半分がオレンジ色に染まり、その合間に 黄色が混ざる。
藍色が 次第に薄れてくると、そこは、淡い青と 白に変わる。

太陽が 顔を覗かせて昇り始めると、その中心が強くて眩しい白、
周りの空が 白く輝き、序々に 濃い黄色と オレンジ色に 変わる。

「海上の 渡り鳥達は、一時も休まずに 夜通し飛び続けているのだろうか?…きっとそうだろう!…もしも、途中で 力尽きて海に落ちてしまったら 瞬く間に魚や 他の天敵の 餌食になってしまうのだろう。」
そんな事を 改めて 考えているうちに、太陽の片隅が 力強く 顔を覗かせた!
眩しくて、思わず 目を細めた。新しい 1日が始まる!

太陽を 直視しようと、目元に手をかざすと 海面からモヤモヤとした陽炎が見えた。
「太陽が昇ると、暖かい。」分かり切っていても、毎度この瞬間 同じ事を感じる。

「今日1日、良い事がありそう!」 
その良い事とは、漠然として 特に具体的ではなかったけれども、
心の底から 湧き上がるような 期待感が 胸の中で 毎度 起こるものだ。

以前、泥酔しながら 夜の街を徘徊していた時 
最初は 思い出探しだったが 月を探す為へと 目的が変わって行った。
「月を 長時間 眺めると そこから 強いエネルギーが貰える!」
友人から そう聞いたからだった。

太陽と月の関係は、地球を挟んで 追いかけたり追い抜いたりする。
神話では、太陽が いくら追いかけても 逃げてしまう月を、
「女性」と例えている 物もある。

もう少しで、最初の目的地「那智勝浦港」へ到着する。
船室に戻り、荷物を一つにまとめた。

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